電 気 石 Tourmaline |
名前(和名) | 電気石(でんきせき:グループ名) |
名前(英名) | Tourmaline |
分類 | 珪酸塩鉱物 |
化学組成 | XY3AL6(BO3)3Sio18(O,OH,F)4 |
結晶系 | 三方晶系 |
硬度 | 7 |
比重 | 3.0〜3.15 |
色 | 黒、褐黒、青黒、青、緑、赤、桃色、まれに白色 |
外観 | ガラスから樹脂状光沢 |
劈開 | {1120}不完全 |
条痕 | 白 |
電気石は、グループ名です。通常ペグマタイト(巨晶花崗岩)中に産出します。また変成岩や堆積岩中で再結晶作用により晶出することがあります。 一般化学式XY3AL6(BO3)3Sio18(O,OH,F)4で、XにはNa,Ca等、YにAl、Fe、Li、Mg等が入ります。Yの部分に鉄(Fe)を含むものが鉄電気石(Schorl:ショール)で、黒色柱状の結晶として産出します。鉄よりマグネシウム(Mg)の多くなると、黒褐色〜暗緑色を呈する苦土電気石(Dravite:ドラバイト)となります。 リチウムを主成分とする電気石は、リチア電気石(Elbaiteエルバイト)で、緑色〜紅色を呈し、その中で透明で美しいものは宝石とされます。特に、紅色のものは、紅電気石(Rubellite:ルビライト)と呼ばれます。 リチア電気石は、1つの結晶で多色を示すことがあり、結晶の表面が緑色、中心部が赤色のものは、輪切りにするとスイカの様に見えることから、ウォーターメロンと呼ばれます。 和名の電気石は、摩擦や加熱することで電気を生ずることによります。 |
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