スピネル(尖晶石) Spinel |
名前(和名) | スピネル(尖晶石:せんしょうせき) |
名前(英名) | Spinel |
分類 | 酸化鉱物 |
化学組成 | MgAl2O4 |
結晶系 | 等軸晶系 |
硬度 | 7.5〜8 |
比重 | 4.5〜4.1 |
色 | 無色、赤、緑、黒 |
外観 | ガラス光沢、正八面体結晶、スピネル式双晶 |
劈開 | なし |
条痕 | 白 |
スピネルはマグネシウムとアルミニウムの酸化鉱物で、ヘルシナイト(FeAl2O4)、ガラックサイト(MnAl2O4)などともに、スピネル族中のスピネル系列を作ります。スピネルの名は、広義にはスピネル族全体またはスピネル系列を示し、狭義にはスピネル(MgAl2O4)の鉱物種を指します。スピネル族としては20種以上の鉱物が知られています。 石灰岩の接触変性帯、泥質岩などの熱変性帯に広く分布し、ペグマタイト中にも産出します。 スピネル(MgAl2O4)は、本来は無色透明ですが、鉄、クロム、亜鉛、マンガンなどがマグネシウムと置換して多彩な色を示します。特にクロムと鉄が適量置換すると、ルビーのような美しい紅色を呈し宝石となります。 スピネルの語源は、結晶がとげのような形をした正八面体結晶であることからラテン語のSpina(イバラ)に由来するといわれます。 |
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