パナスケイラ鉱山の鉱物 |
パナスケイラ鉱山は、ポルトガルの首都リスボンから北東に約300kmに位置し、ポルトガル中央部のエストレラ山地南端部の、標高500〜1000mの山岳地にあります。 パナスケイラ鉱山は、19世紀末から100年以上稼働しているタングステン鉱山で、ポルトガルの国家戦略上最重要な鉱山と位置づけられています。 鉱床は、Beria片岩類と呼ばれる変成作用を受けた先カンブリア紀の堆積岩内に胚胎され、鉱床は、古生代ペルム紀に貫入した花崗岩から供給された熱水により鉱化作用を受けたと考えられています。 鉱床には、鉄マンガン重石、錫石、黄銅鉱、硫砒鉄鉱のほか、燐灰石、水晶、菱鉄鉱、トパーズなどを伴っています。 タングステン鉱である鉄マンガン重石のほか、鈴石や黄銅鉱などが工業用鉱物として採掘されるほか、燐灰石、水晶、菱鉄鉱などが共生する良質の標本を産出しています。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|