| 磁 鉄 鉱 Magnetite |
| 名前(和名) | 磁鉄鉱 |
| 名前(英名) | Magnetite |
| 分類 | 酸化鉱物 |
| 化学組成 | Fe3O4(スピネル族) |
| 結晶系 | 等軸晶系 |
| 硬度 | 6 |
| 比重 | 5.20 |
| 色 | 黒色 |
| 外観 | 金属光沢、8面体 |
| 劈開 | 明瞭{111} |
| 条痕 | 黒色 |
| 適用 | |
| 磁鉄鉱は、赤鉄鉱とともに重要な鉄鉱石です。火成岩や接触変成帯に広く分布し、熱変成岩では水酸化鉄が還元されて生成する例が多いと言われています。堆積岩中には砕屑鉱物として産出し、隕石中にも含まれています。そろばん玉のような、黒色の8面体の結晶を呈する綺麗な鉱物です。 マグネシオフェライトMgFe2O4、フランクリナイトZnFe2O4、ヤコブサイトMnFe2O4、トレボライトNiFe2O4とともにスピネル(尖晶石)族の磁鉄鉱系列を形成しています。 英名Magnetiteは、マケドニアのMagnesiaという地名から命名されたという説と、靴の釘と杖の金具が地面に強く引かれたことから鉄鉱石を発見したと伝えられる羊飼いMagnesに由来するという説があります。 |
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