ざくろ(柘榴)石 Garnet |
名前(和名) | ざくろ(柘榴)石 (グループ名) |
名前(英名) | Garnet |
分類 | 珪酸塩鉱物 |
化学組成 | 一般化学式 A3B2(SiO4)3 A:Ca,Fe,Mn等 B:Al,Cr等 |
結晶系 | 等軸晶系 |
硬度 | 6.5〜7.5 |
比重 | 3.5〜4.3 |
色 | 黒、赤、橙、白、緑、褐色などなど |
外観 | ガラス光沢 |
劈開 | なし |
条痕 | 白 |
ざくろ石は、15種の鉱物のグループ名です。 一般化学式は、A3B2(SiO4)3で、Aにはカルシウム(Ca)、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、Bにはアルミニウム(Al)、クロム(Cr)などが入ります。 代表的な種類を以下に示します。 和名は、AとBに入る原子の名称の組み合わせで呼ばれます。(Ca:灰、Fe:鉄、Mg:苦、Mn:満、Al:ばん) アンドラダイト Andradite 灰鉄ざくろ石 Ca3Fe2(SiO4)3 グロッシュラー Grosularite 灰ばんざくろ石 Ca3Al2(SiO4)3 パイロープ Pyrope 苦ばんざくろ石 Mg3Al2(SiO4)3 アルマンディン Almandite 鉄ばんざくろ石 Fe3Al2(SiO4)3 スペサルチン Spessarutine 満ばんざくろ石 Mn3Al2(SiO4)3 ざくろ石は、高温、高圧力の環境で生成する鉱物で、変成岩や火成岩中に産し、12面体の結晶形が一般的ですが、8面体や24面体など多様な結晶形を示します。 硬度が高く劈開が無いため、透明で色の綺麗な結晶は宝石とされます。また、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持ち安価なため、細粒にして研磨材などの工業材料に使用されます。 ざくろ石の名は、色や形がざくろの果実に似ていることから、ざくろの木のラテン名granatusに由来します。 |
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