晶洞瑪瑙(水晶) Agate Geode |
晶洞は、岩石中に生じた空洞です。一般に、空洞の壁に沿って鉱物が配列し、同心球状の殻が形成されたり、鉱石鉱物の自形の大きな結晶が成長します。 空洞内の鉱物が石英質の場合、皮殻の外部層は玉髄(瑪瑙)質となり、内部に向かって自形の結晶(水晶)が成長し、生成環境によっては中心部まで玉髄(瑪瑙)が充填しています。 石英(Quartz:SiO2)は、造岩鉱物のなかで最も一般的な鉱物です。 石英が、目で見える程度の大きさの自形の結晶となったものが水晶と呼ばれます。石英の微細な結晶が集合し塊状になっているものを玉髄(ぎょくずい:Chalcedony)といい、玉髄なかで、色調が鮮やかなものや縞模様が見える綺麗なものを瑪瑙(めのう:Agate)と呼びます。 晶洞瑪瑙は、産地により様々な特徴を持ちます。 アメリカ合衆国のオレゴン州では、サンダーエッグと呼ばれる晶洞瑪瑙を産出します。サンダーエッグは、球状の石塊の中に放射状(爆裂状)に瑪瑙が入っていることが特徴です。 メキシコのChihauahua州では、レッドホットサンダーエッグ(Mexican Red Hot Thander Egg)と呼ばれる瑪瑙を産出します。赤色を主体とした暖色系の縞模様の瑪瑙が石塊のなかに爆裂状に入っています。 Coconuts Geodeは、メキシコのChihauahua州に産出し、ココナッツの果実のような白〜白青色の瑪瑙が特徴です。 |
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