| ほたる(蛍)石 Fluorite |
| 名前(和名) | ほたる(蛍)石 |
| 名前(英名) | Fluorite |
| 分類 | ハロゲン化鉱物 |
| 化学組成 | CaF2 |
| 結晶系 | 等軸晶系 |
| 硬度 | 4 |
| 比重 | 3.18(Yt含は3.3〜3.6) |
| 色 | 無色〜黄・緑・紫・灰・青・褐 |
| 外観 | ホタル石型構造、立方体、八面体まれに十二面体 |
| 劈開 | 完全{111} |
| 条痕 | - |
| 適用 | 放射線 、圧力、加熱で変色。 |
| 蛍石は、緻密な塊状・粒状集合として広く産します。 火成岩では花崗岩などに後期の晶出鉱物として産します。金属鉱床の脈石として、石英・方解石・重晶石等と共生するほか、石灰石等の堆積岩の晶洞中に石膏・イオウ等と産出します。 製鉄用溶剤として古くから利用され、英名はラテン語のfluere(流れる、溶かす)から命名されました。 双眼鏡やカメラなどのレンズに使用する特殊ガラスに利用されるほか、強酸のフッ化水素としてIT基盤のエッチングや洗浄剤に利用されます。 紫外線による蛍光現象(Fluorescence)の名は、蛍石で最初に確認されたことに由来しますが、すべての蛍石が蛍光するわけではありません。むしろ、常温の状態で紫外線により蛍光する蛍石は、ごく一部です。 蛍石は、強く熱すると、爆発的に燃焼して発光しますが、標本は細かく砕け破片が周囲に飛び散ってしまいます。 |
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