デカン高原の鉱物 |
インド半島の西半部を占めるデカン高原は、東西約1500km、南北約1400km、面積約50万km2の世界最大の玄武岩質熔岩台地です。熔岩台地を形成する玄武岩質熔岩は、粘性の非常に低い熔岩が何層にも重なり、少量の凝灰岩と淡水性堆積岩を挟存しています。 デカン高原の熔岩は、中生代末期から新生代初頭(約6500万年前)に、大規模な地殻変動により生じた地殻の割れ目から洪水のように噴出したものです。この地殻変動は、マントル対流によりアフリカ東南部から移動してきたインド亜大陸が、アジア大陸に衝突した際の衝撃によるものといわれます。 デカン高原には、沸石類や、水晶、玉髄、葡萄石など多種多様な鉱物が産出します。これは噴出した玄武岩質溶岩が冷却する際の体積収縮により生まれる空隙が、鉱物の結晶生成のための格好の晶洞となったためです。 ここでは、デカン高原に産出する様々な鉱物を紹介します。 |
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