燐 灰 石 Apatite |
名前(和名) | 燐灰石 |
名前(英名) | Apatite |
分類 | 燐酸塩鉱物 |
化学組成 | Ca5(PO4)3(OH,F,Cl) ,OH,F,CLは相互に連続して置換 |
結晶系 | 六方晶系 |
硬度 | 5 |
比重 | 2.9〜3.2 |
色 | 白、緑、緑、青、紫、紅、灰など |
外観 | ガラス光沢、断面貝殻状〜不規則、脆弱 |
劈開 | {0001}不完全 |
条痕 | 無色 |
燐灰石は燐とカルシウムを主成分とする鉱物で、化学式はCa5(PO4)3(OH,F,Cl)です。,OH,F,CLは相互に連続して置換しフッ素燐灰石:Ca5(PO4)3F、塩素燐灰石:Ca5(PO4)3Cl、水酸燐灰石:Ca5(PO4)3OHとなりますが、成分の違いの識別は困難で、通常は一括して燐灰石(アパタイト)と呼ばれています。 このなかで、フッ素燐灰石が最も多産し一般的です。 火成岩、変成岩の副成分鉱物、熱水性の鉱脈、堆積岩中の団塊として産出します。 綺麗な結晶を呈しますが、硬度が低く脆弱なため、宝石としては使用されません。燐の主要鉱石鉱物として肥料、薬品、工業原料として広く用いられます。 英名(Apatite)は、結晶がアクアマリン・紫水晶・蛍石などに似ていることからギリシャ語のapatas(欺く)に由来します。和名(燐灰石)は、燐(P)とカルシウム(灰、Ca)の化合物であることからの命名です。 |
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