紅 柱 石・空 晶 石 Andalusite・Chiastolite |
名前(和名) | 紅晶石・空晶石 |
名前(英名) | Andalusite・Chiastolite |
分類 | 珪酸塩鉱物 |
化学組成 | Al2SiO5 |
結晶系 | 斜方晶系 |
硬度 | 7.5 |
比重 | 3.2 |
色 | 白、赤、茶、緑 |
外観 | ガラス光沢 |
劈開 | 完全 |
条痕 | 白 |
紅柱石(アンダルサイト)は、アルミニウムと珪酸の化合物で、藍晶石(カイアナイト)、珪線石(シリマナイト)と同質異象の関係の鉱物です。紅柱石は高、藍晶石は低温高圧、珪線石は高温の条件下で生成します。 紅柱石は、泥質ホルンフェルス(泥岩の接触変成岩)に特に多く産出し、中変成度の広域変成岩や、花崗岩、アプライトなどにも産します。 紅柱石のなかで断面に十字形の模様が現れるものを、空晶石(キアストライト)と呼びます。これは、紅柱石のなかに取り込まれた黒鉛などの不純物が結晶構造に従って配列するためです。 黒色の炭素の配列は黒十字、炭素の縁取られた紅柱石は白十字となり、ヨーロッパでは「クロス・ストーン」と呼ばれ、病気や悪霊から身を守るお守りとされました。 紅柱石の英名(Andalusite)は、発見地スペインのアンダルシア(Andalusia)にちなみ、空晶石の英名(キアストライト)は、ギリシャ文字の χ(キー)の形から命名されました。。 |
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