| 琥 珀 Amber |
| 名前(和名) | 琥珀 (コハク) |
| 名前(英名) | Amber |
| 分類 | 天然樹脂化石 |
| 化学組成 | − |
| 結晶系 | 非結晶 |
| 硬度 | 2〜2.5 |
| 比重 | 1.05〜1.1 |
| 色 | 琥珀色、白色、黒色、赤色、黄色 |
| 外観 | 樹脂光沢、貝殻状断面 |
| 劈開 | なし |
| 条痕 | 白色 |
| 適用 | |
| 琥珀は、天然樹脂の化石です。樹木の樹液が、地中で固化し硬化したものです。宝飾品として多く利用されるほか、工芸品の表面保護剤(琥珀ニス)などに利用されます。 ポーランドのクダンスク沿岸とロシアのカリ−ニングラード州が主な産地です。そのほか、りトアニア、ラトビアなどのバルト海沿岸、ドミニカ共和国などから産出します。我が国では岩手県の久慈途方が産出地として知られています。 内部に昆虫や植物などが混入したものは、「虫入り琥珀」と呼ばれ、宝飾品として珍重されほか、琥珀内に封入された化石は通常では保存されない軟い組織まで残っていることが多いから、古生物学の方面からも重要視されます。 装飾具としての琥珀の利用は旧石器時代までさかのぼることができ、約2万年前の遺跡から、穴が開けられた琥珀玉が出土しています。 |
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