爬虫類の化石 Reptilia |
爬虫類類は、古生代石炭紀後期(約3億年前)に出現しました。 古生代シルル紀(約4.3〜4億年前)に植物が上陸し、植物の光合成作用により陸上の酸素量が十分になると、水中の動物は、陸上に進出していきました。最初に、陸上に進出したのは、ヤスデやサソリなどの節足動物の祖先です。 脊椎動物では、魚類のなかで乾燥に強いものが、陸上にあがり両生類へと進化していきます。温暖多雨な環境で、シダ類が大い繁茂した石炭紀には、両生類は水辺や湿地で大いに栄えました。 石炭紀末期から二畳紀にかけて、温暖多雨な気候から乾燥した気候に変化したため、湿地が減少し、陸地が乾燥して砂漠が拡大していきました。 幼生期に水中で生活し、成体になっても水分で潤った皮膚を持ち、水中で産卵するため、水辺や湿地から離れて生きることが出来なかった両生類は、乾燥していく環境に耐えることは出来ませんでした。 爬虫類は、鱗に覆われた丈夫な皮膚と、卵が堅い殻を持つことより、乾燥に耐えることが出来ました。温暖で乾燥した三畳期になると、両生類の多くは絶滅し、爬虫類が栄え、中生代ジュラ紀から白亜期に地上の覇者となった恐竜へと進化していきます。 |
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