無脊椎動物の化石 |
一般に動物は、脊椎動物と無脊椎動物に2分されますが、脊椎動物は30以上ある動物の分類項目「門」の一つに過ぎません。地球上の動物の多種多様性は、無脊椎動物に担われているのです。 分類項目「門」は、動物(動物界)を分類する項目の最も大きなもので、各動物門の動物は、体を構成する要素や構造に独自の特徴(ボディプラン)を共有しています。貝類、イカ、タコが属する軟体動物門、ミミズ、ゴカイなどが属する環形動物門、昆虫やエビ、蟹などが属する節足動物門、ヒトデ、ナマコなどが属する棘皮動物門などがあります。 このような各動物門の大部分は、カンブリア紀の初期に「カンブリア爆発」と呼ばれる生物の爆発的な進化により発生したものです。 脊椎動物は、無脊椎動物から進化したのではなく、脊椎動物の先祖は、無脊椎動物の先祖とほぼ同時期に発生しました。脊椎動物が、ヒトに至るまで進化したのと同様に、無脊椎動物も地球上の生物の構成員として、黙々と進化してきたのです。 ここでは、貝、ウニ、サンゴ、エビ、蟹など、脊椎動物以外の動物の化石を紹介します。 |
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